運動が健康に良いのは確かなのですが、
マラソン選手のように長時間運動をする人は、運動後に風邪をひきやすいのです。
どうしてなのでしょう?
球技大会や登山のような行事に参加した後は、筋肉痛に悩まされるものです。
同じように、激しい運動すると白血球が増加し、病原体を駆逐するだけでなく、健康を傷つけてしまいます。
また、マクロファージと呼ばれる生体防御機構の働きを妨げるなど、免疫システムを傷つけてしまうのです。
朝起きて窓を開けると、気持ち良い朝日の光と清々しい空気が入ってきます。
しかし、台風の日に開けてしまえば、強い風と雨さらには歓迎できないものまで飛び込んできてしまうかもしれません。
強い運動をした後は、免疫システムという窓を開け放ってしまうので、オープンウインドウと呼ばれます。
いくらでも病原菌を体内に受け入れてしまう危険な状態になるのです。
50%~70%のマラソン選手がレース後に風邪をひくという調査結果があります。
風邪をひきやすいという人は、運動が強すぎるのかも知れません。
どのくらいの運動が適度なのだろう?と疑問に思うでしょう。
一般的に適度とされる運動でも、一日中座って仕事をしなければならない人には強い運動になってしまいます。
まずはお散歩から始めましょう。
最初はのろのろとお散歩をしていても、次第に慣れてきてスピード感のあるお散歩になってきます。
お散歩なら毎日でも続けられるのも良いですね。
お散歩を続けて、風邪をひかない健康体になりましょう。
体に良い散歩の三原則 第2回 散歩と花粉症 第3回 散歩とダイエット成功のコツ